武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

2009-01-26から1日間の記事一覧

 『老いを光らせるために』 松永伍一著 (発行大和書房1996/5/30)

ある調べ物をしていて、松永伍一さんが昨年の春に亡くなられていたことを知り、ショックだった。かつて「日本農民詩史」という類い希な力作を手にして、その粘り強い取材と、執拗な構成力に圧倒されたことを思い出した。再び読む機会はないかもしれないと思…