武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

2010-01-10から1日間の記事一覧

 「人生処方詩集」 エーリッヒ・ケストナー著 小松太郎訳 (発行角川文庫1966/4/30)

今はなき寺山修司は、この詩集のコンセプトが気に入り、自分でも同名のアンソロジーを編んで新書を作ったりしていた。読んでみるとケストナーのこの詩集は、題名となっている編集方針もさることながら、個々の詩編が大変に素晴らしく、私は長年愛読し、手放…