武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

おびただしく生産されている音楽との、新しい出会い方の一つとしてお勧め 偏食傾向のある音楽好きのお気に入りサイトになれるといいが?(画像は、ベランダのアサガオの蔓にやってきたアブラゼミ、しばらく風に吹かれてこうしてつかまっていた)

toumeioj32005-08-21

 いつごろ始まったのか知らないが、面白い音楽サイトに気づいたので、思いついたことを書いてみる。それは、yahooのサイト中にあるサウンド・ステーションというサイト。無料でジャンル別にいろいろな音楽を配信している。常時、10ジャンル以上の分野別の音楽にアクセスできる。気に入ると、その曲のCDをすぐに購入できる仕掛けになっているところがミソ。私の下手な説明よりも以下のサイトに行ってみれば分かりやすいのまずどうぞ。http://station.music.yahoo.co.jp/
 さて、このサイトを利用してみて感じたこと。
 ①現在、1日に一体どれほどの音楽が生産されているのだろう、単純で素朴な疑問。この国だけでなく、世界中では、さぞ膨大な音楽が生産されているに違いない。その中には、きっと、素晴らしい曲が、沢山あるだろう。作られた音楽は、聞き手にどうやって出会うもかしら。せっかくの素晴らしい曲が聴いてくれる人たちに出会えずに、消えてしまうことはないのかな。書物にも同じことが言えるのだが。
 ②ひとりの聞き手として、特定の聞きなれたジャンルに自分を限定するつもりはないが、多様な音楽に出会える機会がほしいと願っていた。以前は、ラジオの音楽番組、FMやAMの音楽番組を流しっぱなしにして、偶然に気に入った曲やミュージシャンに出会った、テレビの音楽番組も同様。他には、書店に並ぶ音楽雑誌、それらをぱらぱらとめくることが新しい音楽との出会いになることもあった。音楽との出会いは、聴いて見なければ分からない。初心者と言うか、初めの頃は、手探りでまず恐る恐る聴いてみて、次第に気に入って特定のジャンルやミュージシャンに詳しくなり、名前や曲名やオーケストラ名で良いものを選択できるようになる。さわりだけを数分聞かせるCDというものもあるが、あれもいい手だった。そんなCDをヒントに何枚かCDを購入したことがある。ショップで流していた曲を聴いて購入したものもある。何と効率の悪い出会い方をしてきたことだろう。
 ③どの方法も今ひとつ、効率が悪いと言うか、偶然性が強すぎるというか、とても満足できるものではなかった。ヤフーのサウンドステーションもベストとは言えないかもしれないが、私が望んでいたものに少し近いような気がする。試しに聴いてみる試聴というレベルは、無料が望ましい。しかし、試聴のための試聴では、楽しんで聴いてみようと言う気がなくなる。ラジオの音楽番組のように楽しい方がいい。でも、インターネット利用なので、文字情報をナレーションに加えてうるさくしてほしくない。これらの条件を可なりの割合でクリアしているのがこのサウンドステーションではないかと思った。今のところ、かなり気に入っている。
 ④特定のレーベル(音楽メーカー)に縛られない方が、幅が広がり嬉しい。今後は、これを皮切りに、類似の音楽配信サイトが競合し、より良いものが選べるようになるともっと嬉しい。こんな出会い系サイトなら大歓迎。