(写真はつい先日近くの遊歩道を歩いていて見つけたハナミズキの実、宝石のように輝いて実に美しい)朝から雨が本降りだったので、散歩通勤はあきらめてバスに乗った。
同じように、自転車通勤している人もバスに切り替えるせいで、本降りの雨の日は、バスがなかなか混み合う。混んでいたせいか、運転手のトークが気になった。おそらくテープを使っていると思うが、女性の声のアナウンスが停車情報を伝えているのに、カーブのたびに注意を促したり、奥に詰めろといったり、細かい注意をうながす。チトうるさく感じた。
ヨーロッパで路線バスを何度か使ったことがあるが、車内放送はほとんどなかったように記憶している。停車位置の表示が出るだけで、マイクに向かってひっきりなしにしゃべるようなバスに出会ったことがない。でも、行き先などを尋ねると実に親切に教えてくれる。駅のホームなどでも、この国のアナウンスは実に親切なのだけれども時にはウルサイと思うこともある。ホームで女子高生が大声でしゃべりあうのは、アナウンスに負けないようにしているのかもしれない。レストランなどでも、大声の家族連れが増えたような気がする。負けじと大声が飛び交うようなファミレスなどには、もう二度と行くのは止めようと思ってしまう。
どうしてこんなことになってしまったのだろう。危ないかどうか、自分の責任で自分で判断して行動すれば、誰も文句を言わないだろうと思うのに、不思議な社会になってしまったものだ。余計な親切がましい声と大きな声が混ざり合っている。保育園や小学校の小うるさい親切すぎる先生のよう。社会全体が幼稚園ごっこをしているみたいでナサケナイ。
混み合ったバスに乗って、運動不足になると、ついつまらないことを考えてしまう。台風20号の影響で、もう少し雨降りが続きそう。