日差しを浴びながらの寒い散歩
今日は二十四節季<雨水>の前日、朝から天気がよく風もないのでカメラを携えて散歩に出た。自宅から北に向かい、中富の農道を歩いた。雨水は、農耕の準備を始める目安だそうだが、武蔵野の農地は、既に耕運機が入り、ほとんどが種まきの準備完了といった様子だった。
二十四節季の<雨水>の解説をフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から引用してみる。
雨水(うすい)は二十四節気の1つ。2月19日ごろ。および、この日から啓蟄までの期間。
太陽黄経が330度のときで、空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころ。正月中。暦便覧には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と記されている。
春一番が吹き、鶯の鳴き声が聞こえ始める地域もある。
昔から農耕の準備を始める目安とされてきた。
この季節、武蔵野のどこを歩いても花の気配はどこにもない。わずかに住宅地の庭に、ロウバイや葉牡丹がひっそりと彩をたもっているくらい。雑木林も葉を全部落としているので、すこぶる見通しがよく、森の中が明るい。見上げると森のまとまりごとに、この上に作られた鳥の巣がみつかる。今日のわずか4kmほどの散歩で3つみつけた。今はすこぶる無防備に見えるが、葉が出てくれば、視界は遮られ、居心地のいい巣になることだろう。木の枝を上手く利用して、しっかりと上空にしがみついていた。
帰路、八百屋で蕗のとうを買って帰り、蕗のとうの佃煮を作った。