武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 避暑を兼ねて野反湖キャンプ

 28日から厳しい残暑を避けて、群馬県の県北の山奥、野反湖にキャンプに行ってきた。ネットで多くの方々が、とても気持ちのいいキャンプ場と推薦されていたのと、キャンプサイトにクルマの乗り入れが出来ず、駐車場からリヤカーで荷物を運ぶと聞いて、標高1500mの高原の涼しさに期待して出かけた。

 避暑のねらいは、ズバリ当たり朝晩は、10度近くまで気温が下がり、涼しいというよりむしろ寒い。念のために持って行ったフリースが手放せなかった。トイレも炊事場もよく掃除が行き届いていて、清潔感抜群、たしかに気持ちの良いキャンプ場だった。 (後ろが清潔感あふれる炊事場、その横が実をつけたナナカマド、洗濯物のロープを結ばせてもらった)
 リヤカーでの荷物運搬については、クルマがキャンプサイトに侵入しない点は文句なしなのだが、受付けのある駐車場からキャンプサイトまで、普通に歩いて徒歩で15分、荷物を積んだリヤカーでは約20分、道のりにして約1kmほどあるのにはチト参った。係員の方が、申し訳なさそうに10分ぐらいかかるんですよ、とおっしゃったのにはそう言う訳があった。ネットでも10分ぐらいとあるが、10分で行き着くには相当の早足でないと無理だろう。アップダウンがあり平坦な道ではない。定年退職した高齢者の姿がキャンプ場になかったのはゆえないことではない。

 野反湖を斜面の上から見下ろすロケーション度は素晴らしい。ちょうどナナカマドの赤い実が実り、平地よりも一足早く秋が始まっていた。落葉樹林帯が一面に広がる野反湖周辺は、これから紅葉が見事に全山を染めることだろう。
 手付かずの自然が好きで体力に自身のあるキャンプ好きには、是非お薦めしたいキャンプ場だった。