武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 リアルミュージックの楽しさ

 06年6月末からスタートした<定額制音楽配信サービス「リアルミュージック」>の楽さを最近知って楽しんでいるので紹介したい。インターネット・ラジオのことをご存じの方ならすぐにお分かりになるだろうが、これはインターネットを介して提供される音楽配信サービスのひとつ。無料のものではyahooの<ミュージック・ステーション>がよく知られている。あれはあれで無料で気楽に楽しめる音楽配信、配信の前にコマーシャルが入るのと、曲数がそれほど多くないのが少し物足りなかった。

 この<リアルミュージック>は月額945円の料金がかかるが、有料なだけに内容も充実、今のところ無料の2週間の試聴期間を利用しているが、今後どうするか悩ましいところ。音質は文句なくきれいで、全くストレスを感じない。聴きながす形態の聴き方が好きな方には、音楽につつまれた<ながら流>パソコン生活が期待できるだろう。
 わかりやすく書かれているので、配信サービスがスタートした頃のインターネットウォッチの記事から引用しよう。

 リアルミュージックは、RealPlayerを利用した月額945円で楽曲を無制限に聴取できるストリーミング(聴くだけという意味)音楽配信サービス。配信楽曲は「ステーション」と呼ばれるコーナーによって分類し、ジャンル別に約75ステーション、アーティスト別に約75ステーションのほか特集ステーションを用意。ソニー・ミュージックエンタテインメントワーナーミュージック・ジャパンなど十数社が楽曲を提供し、邦楽では中島みゆき元ちとせゴスペラーズなどの、洋楽ではPRINCE、EnyaEric Claptonなどの楽曲を24時間ストリーミング配信する。

 このようなネットを媒介とした音楽配信を話題にするのは、音楽とインターネットの関わりについてある感慨を抱いたから。すでに、音楽市場では、ネットで配信する音楽の売上が、CDなどによる売上を上回ったというニュースを聞いたが、この勢いは音楽に限らず、多くの娯楽メディアに波及する動き。家庭で観る映画が、今大きくVHSテープからDVDディスクにシフトしているが、DVDもそう遠くないうちにネット配信(オンデマンド)にさらにシフトするはず。
 小型化し容量を飛躍的に増やしたHDが今以上に進化すれば、かさばって場所をとるCDやDVDなどの形のあるメディアは、一部のマニアックな人々の嗜好品としてしか生き残る余地がなくなるだろう。若いころには、想像することもできなかった変化が次々と起きてくるので、この変化の波には、お金の続く限り乗っていきたい。
 次に有名な音楽配信有料サイトのURLを乗せておこう。無料のサービスもあるので興味のある方はそちらへどうぞ。
リアルミュージック http://music.jp.real.com/ RealMusic は音楽ファン必聴のインターネット・ラジオ。ポップス、R&B、ロック、ジャズ、クラシック、ワールド・ミュージック、あらゆるジャンルから厳選された魅惑のコンテンツ!高音質で定評のある RealPlayer のストリーミング再生。月額945円。 
ナクソス・ミュージック・ライブラリー http://ml.naxos.jp/ こちらはクラシックの本格派、月額1,890円で、71レーベル、1万人の作曲家、のべ270,000曲以上の膨大な音源をCD並の音質で全曲再生可能。百科事典並の音楽データベース機能付。