武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 奥日光には秋の気配

 武蔵野の残暑に耐えきれなくて、奥日光にキャンプに行ってきた。連日の30℃を越える気温ばかりが頭にあったので、秋の服装を考えていなかったのが大失敗。現地の朝晩は、20℃を下まわり、天候が悪いと10℃近くまで下がる12月の気候。うっかりして、寒さに震えることになった。
 そんなときに入る温泉の、有り難いこと、首までどっぷり湯につかり、湯船の相客と温泉談義に花を咲かせる。つい長湯をして、頭の芯までぼーっとなり、ふらふらになって扇風機の風にあたる。なんとも矛盾した、キャンプ生活だった。

 例によって、3日目の晴れ間をぬって、戦場ヶ原のハイキングに出かけた。高原の湿原もしだいに秋の気配、夏の花が枯れてしまい、秋の花が少しずつ蕾を膨らませ始めていた。前回、鳴き方を練習中だったウグイスが、きちんとした鳴き方で、鳴いていた(もし同じウグイスだとしたら)。 (上の画像はふくらみはじめた竜胆の蕾、下の花は名前がわからない、足もとの本当に小さな2ミリほどの花)