武蔵野の雑木林で咲き出した野草の花
畑の里芋の様子を見に行ったついでに、雑木林の下草の間をウオッチングしてきた。見つかったのは、キンランとギンラン、あっと言う間に、新芽が新緑に変わり、今では濃い緑に移行しつつある林の木漏れ日を浴びて、ささやかに清楚にひっそりと咲いてる。
まるでセットになっているように、少し間をあけて、キンランは黄色の色も鮮やかに、ギンランはその周りにぽつぽつと花をつけていた。やっと咲いているという儚げな風情で、風が吹くと音もなく揺れる姿が何とも言えない。
野草の花は、雑木林の下草の間に、かすかな木漏れ日に浮かぶ姿が一番美しい。キンランの方が目立つせいかレッドデータブックでは絶滅危惧II類に位置づけられている。