武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 国会図書館が「国立国会図書館サーチ」開発版を公開


書物や雑誌などのデータを捜す時、これまで随分国会図書館の検索システムのお世話になってきたが、今年の8月からさらに便利な「国立国会図書館サーチ」が利用できるようになって、秘かに感激している。
今までは、国会図書館の蔵書が検索対象だったが、一気に検索の視野が広がった。本を探していて、ここの検索で見つからないなら、探し方が良くないか、それとも本そのものが存在しないかどちらかだろう。私の経験では、ほぼ100%見つけ出せた。どこにあるかまで、ピタリと分かる。全く便利な世の中になったものだ。シンプルな検索画面も気に入っている。
検索対象は余りにも膨大なので、詳しいことは同サイトの説明をご覧頂くとして、現時点では「国会図書館の蔵書のほか、国会図書館が収集を行っている政府機関・協力機関のウェブサイト、全国の公共図書館大学図書館の蔵書やライブラリー、国立情報学研究所の学術論文データベースなど。また、青空文庫NPO法人連想出版の新書マップ日本ペンクラブ電子分藝館、株式会社hon.jpの電子書籍検索」なども含まれており、この国最大の書籍検索機能といっていい。
検索結果の絞り込み機能も充実しており、必要なデータにピンポイントで、素早くたどり着けるように工夫が凝らされている。国会図書館ではこのサイトの開発理念を、「国会図書館をはじめとする全国の図書館や博物館・公文書館など、各機関が持つ豊富な「知」を活用するためのアクセスポイントとなることを目指して」いると説明している。このポリシーに拍手。
興味のある方は、以下のURLにアクセスしてみて欲しい。私はデスクトップ画面にアイコンをのせて、いつでも使用できるようにしている。http://iss.ndl.go.jp/ 現在は開発中で、さらに便利なように内容を更新していくとしている。楽しみである。