武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 ベトナム旅行印象記(5)


この日はホーチミン市のお楽しみコース、まず午前中はバスで2時間移動してミトーというメコン川沿いの町へ、ミトーの船着き場から小型の舟に乗ってメコン川に乗り出し、トイソン島と言う名の中州に上陸、土産物屋の路地を抜けて、島の中の水路を巡る手漕ぎボートツアーに参加した。前後に女性の漕ぎ手がいて乗客は4人乗り、熱帯植物が生い茂る水路をボートレースのようにして移動してスリルがあって面白かった。乗り合わせたボートのこぎ手が頑張って2隻を追い越したので、努力賞としてチップを上げた。 (画像は狭い水路にひしめき合う手漕ぎボート、この僅かな隙間をかなりのスピードで移動するのはスリリング)

メコン川の川遊びの後は、ホーチミン市へ戻り、サイゴン大教会、中央郵便局、ベンタイン市場を見て回った。
ベンタイン市場は、巨大な迷路のような熱気溢れる市場だったが、アジアの市場の通例通り、定価の表示が一切なく、買い物は値段の交渉で始まる。30度を超える高温多湿の中、コピー商品が氾濫するあまりのいかがわしさと、けばけばしい安物の氾濫に、目が回りそうになった。 (画像は高温多湿で蒸れるようなベンタイン市場の雑踏)
夕方、伝統芸能水上人形劇場を鑑賞して、今回のベトナムツアーで予定していた全スケジュールを終了。
深夜の0時15分発のベトナム航空便で、偏西風に乗って往きよりも1時間以上短縮して5時間余りで19日の朝に帰国した。