武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 ワンプレートなブレックファスト(2)


 冷蔵庫にどれだけ作り置きを保存しておけるか、これが食卓に品数を増やし、栄養のバランスを良くするポイントとなることにお気付きだろうか。食事前の調理時間には限りがあるので、事前にどれだけ準備してあるかが食卓の豊かさの分かれ目となる。

 基本的には、焼きたてや煮上がったばかりの熱々を賞味するレシピでなければ、ほとんどの食材は作り置きが可能である。下ごしらえと味付けを分けてしまえば、作り置きできない食材はほとんどない。煮込む調理などは、ある程度時間をおいた方が味が馴染んで美味しくなることが多い。

 また、すこし味を濃いめに仕上げて水分をとばしておくと、さらに日持ちが良くなる。冷蔵庫があるので2〜3日で食べ切るものと、1週間近く持たせるものを分けて考えると、作り置きの範囲はぐんと拡がり、食卓の品数を飛躍的に多くできる。

 ただし、すべての食材と食品は、基本的に生鮮食料品なので、鮮度の良い内に食べてしまうのが原則、冷凍可能なものはこまめに冷凍しておき、早めに自然解凍して食べきってしまいたい。

 空腹時と満腹時は、調理や味付けに不向きな時間帯なので、食事と食事の間、3時や10時のいわゆるお八つタイム頃に調理すると、気分転換にもなってちょうど具合が良い。

それでは、今朝の献立を紹介しよう、左の上から下へ、ブロックごとに紹介していこう。
○大豆と薄揚げの煮物
○ブロッコリの温野菜
○赤蕪の酢漬け
○パプリカの温野菜マヨネーズ
○ほうれん草のおひたし
○湯がいた蕪の茎のゴマだれ
○ゴボウの含め煮
○ニンジンの温野菜マヨネーズ
○レンコンの甘酢漬け
○蒸しカボチャ
・ハーブ入りソーセージ
・プレーンオムレツ

それに
・味噌汁(自家製の割り干しダイコン+薄揚げ+里芋+ワカメ)
・白米ご飯7分盛り+ふりかけ(蕗の葉+ジャコ+粒山椒+青唐辛子)
・画像に入っていないがコーヒー入りホット牛乳1カップ

*○印を付けたものが作り置き、食事前に火を使ったのは、味噌汁、オムレツ、ソーセージの3品だけ、その他は冷蔵庫から出してプレートに盛りつけただけ。
旅行に行くとホテルの朝食が、バイキングになっていて、昨夜からの作り置きと、保存性の高い食品を温めただけという食品が並んでいるのをよく見かける。品数が多ければ貧しい感じにならないので、栄養的に見ても家庭の朝食に応用しない手はない。