武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 ワンプレートなブレックファスト(8)


 今日は、料理の盛りつけ方、テーブルへの出し方、配膳の仕方について考えたことを記してみよう。大きく分けて、テーブルへのセッティングは、大皿に見栄え良く盛りつけて出すか、一人分を小皿に取り分けて出すか、その中間で、大皿盛りと一人盛りを折衷した出し方か、この3つになるのではないか。

 栄養のバランスから考えて問題が多いのは、大皿盛り、一見豪華で見栄えはよいのだが、偏食傾向のある人がいる場合、好みの物を選びがちで、取りすぎたり不足したり、個人の分の取り分けかたが難しい上に、全体の必要量が見定めがたい。残るか不足するかどちらかなので多めに作り過ぎやすく、残滓が出やすい。

 家族だから同じ皿から取り合うという一体感が歓迎されるのかもしれないが、宴会料理ならいざ知らず、日々の食卓風景としては賛成できかねる。

 同じように、大皿と小皿の折衷方式も、大皿盛りがはらんでいる問題を引きずってしまうので、毎日のこととなると頸をかしげざるを得ない。

 従って、残るのは小皿盛り、栄養バランスの上ではベストなのだが、品数が多くなると食器がたくさん必要となり手間がかかり、配膳にも時間がかかるという問題が出てくる。

 そこで辿り着いたのが、我が家が採用しているワンプレート、学食や給食みたいで色気がないというご指摘もあるが、栄養バランスが取りやすく、配膳も食器洗いも楽で手間いらず、考えようによっては新しい食事スタイルと考えれば、あからさまな食器の手抜きもそれほど気にならなくなるのではないか。どこかで何かを手抜きするとしたら朝は食器かな。

 露骨な言い方をするなら、「大皿盛りは肥満への近道」とも言えそうなので、栄養バランスの良いワンプレートを選択した次第、シンプルで、なかなか良いものですよ。

それでは、今朝の献立を紹介しよう、左の上から下へ、ブロックごとに紹介していこう。
ブロッコリーの温野菜
・蕪の甘酢漬け
・春菊のおひたし
・キャベツの温野菜
・白菜キムチ
・蕪の茎の温野菜
ラッキョウの酢漬け
・人参の温野菜
・生ワカメの酢の物
・小蕪の柚酢
・芥子菜の浅漬け
・プレーンオムレツ

それに
ベトナム風芹スープ(芹+自家製の割り干しダイコン+春雨)
・白米ご飯7分盛り(蕗の葉と小魚のピリ辛振りかけ)
・画像に入っていないがコーヒー入りホット牛乳1カップ

栄養のバランスばっかりでは味気ないと言う感覚もわからないではありませんが、品数がたくさんあれば、けっこう豪華で見た目もなんとかなります。食べる前に量をコントロールできるので、ダイエットや栄養管理には最適です。お試しあれ。ただし、晩酌向きではありません、爽やかな朝の食卓向きです。