武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 今がチャンス=暴落した東電株を買って、脱原発株主に

福島原発事故以来、東電株が大暴落しているので、これまでならこの運動に参加するにも20〜30万円以上の資金が必要だったが、単元株100株が今なら4万円ちょっとだから、比較的お手軽に東電の株主になれてしまう。
100株の株主になると、最高議決機関である株主総会での議決権が与えられ、投票によって会社の意思決定に直接関与する権利が手に入る。この際、脱原発を目的に東電の株主になってみるのも面白いのではないだろうか。たくさんの人が脱原発目的で株主になって、数の力を行使するようになったら、それは夢のような話ではあるが面白いではないか。
脱原発をめざす運動は、いろいろあっていい。とりわけ事故があった今年の東電の株主総会は紛糾して面白そうなので、今からでも100株の株主になっておくことをお勧めしたい。経営陣がどんな顔をして最前列に並ぶか、生で見ておくのも、いいのではないか。
ネットを検索してみたら、20年以上も前から、脱原発目的で東電の株主運動をすすめているグループのサイトがみつかった。
脱原発・東電株主運動》 http://todenkabu.blog3.fc2.com/
このサイトに脱原発・東電株主運動を紹介する記事があったので引用しておこう。

■株主になって脱原発議案の共同提案者になってください!
脱原発を実現する目的で株を購入した会員の多くは単位株(100株)の株主です。株主総会に議案を提案するには30,000株以上必要で、毎年300人近い株主が共同で脱原発議案を提出しています。毎年6月に開催される総会の議案提案者になるには最低6カ月前から株主である必要があります。これから株を購入しようという方は年内に手続きされることをお勧めします!株を購入されましたら当会にご一報ください。3月に提案予定の議案と手続きのための書類を郵送いたします。
脱原発・東電株主運動について
■発足
脱原発・東電株主運動は1989年1月に福島第二原発3号機で起きた再循環ポンプ破損事故を契機に始まりました。原発に不安を抱く地元福島の住民や関東周辺の市民は、事故原因の究明と再発防止のために、東京電力に情報公開を求めましたが、会社は一切の対話を拒否、マスコミに発表する情報も発表のたびに内容が変わり、事故の深刻さが日増しに明らかになっていきました。そこで会社との対話を進める手段として市民が株主になり、株主総会に参加するようになりました。
第67回株主総会(1991年)からは株主提案権を獲得し、総会では多数の質問と議案の提案を行なっています。総会における私たちの提案は拒否され続けていますが、そのうちのいくつかは数年後に会社経営に採用されています。
■組織と活動
東京電力や株主の方々との対話を通じて脱原発をめざす市民の集まりです。会員は現在約400名、株主に限りません。特定の政党や思想・宗教団体とのつながりは一切なく、さまざまな人が参加しています。月1回の「脱原発・東電株主運動ニュース」と年1回の「東京電力株主総会年鑑」の発行、そして会議や学習会などの開催、また、2003年、さらに2007年にも明らかになったデータ改ざん、隠蔽などに対し、抗議文書の提出も行っています。

何をするにも、身体を動かすとか、お金を出すとか、デモに行ってみるとか、実際に何かしてみなければ、事態は少しも動かない。自分に出来そうなことを、何でもいいから実際にやってみることが大事、情報収集と分析が終わったら次は行動だ。
<追伸>ちなみに私は、東電に投資する気にだけは絶対になれないので、単位の100株だけの株主になりました。株主総会には自分ででかけて行くか、脱原発グループに委任するか、どちらかにするつもりです。この動きが大規模化するようなら、さらに買足してもいいと思っています。1株444円、購入手数料は850円でした(笑)。