武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 朝のワンプレート(18)

 《世界各国のお宿の朝食》

 今回は、外国のお宿の朝食と題して、よその国々の朝食を眺めて楽しもうと、ネットで探していたら、ちょうど格好のサイトが見つかったので紹介したい。50種類の朝食を画像で紹介している。
http://blog.hostelbookers.com/travel/best-breakfast/ 同じ画像を利用したサイトが複数見つかるので、どれがオリジナルかよく分からなかった。今のネットの著作権の現状ということだろうか。
 私もこのサイトから、9点の画像を借用させてもらって、正方形のコラージュを作ってみた。一瞥、気付くことは、日本の外食メニューと同じく、野菜不足の凄い高カロリー食だということ。旅のお宿のことなので、致し方ないことなのだろうが、この調子では長期間を旅に暮らす旅人からは、体調を崩す人が出てくるのではないか心配なほど。
 日本の旅館でも、食べきれないほど豪華な食事を出すことで人気の旅館は少なくない。食べきれなかったら残せばいいじゃないかと言われるかも知れないが、豪華な食事のために一泊二食の宿泊料金が吃驚するほど高い日本旅館が多いのは困ったことだ。国際的には、歓迎ともてなしの気持ちを、晩餐会の品数や豪華さで表現する時代は、とっくに過去のことになっているというのに、庶民のレベルでは今でも豪華さが喜ばれているのはどうしてだろう。
 多分一泊で宿泊する旅行者が大半だからだろう。三泊とか五泊とかする旅行者が増えてくると、宿の食事構成も、もう少し旅行者の健康管理を考えるようになるかもしれないが、今のところあまり期待できないようだ。
 個人的には、無理をしなくても食べきれる程度のちょうど適量の食事をだす、みすぼらしくない程度の格安旅館が、私の好みなのだが、そんな宿は捜してもなかなか見つからないのが実情、過剰なサービスを省いた接待と清潔な部屋のある、食べ切れる程度の食事で暖かく客をもてなす、リーズナブルな旅館がもっと増えて欲しいと思っている人は少なくないと思うが・・・。 


 前置きはこれくらいにして、朝の献立を紹介してゆこう。


4月某日の朝食(上) ・味噌汁(豆腐、ナメコ、ネギ)・ご飯・ほうれん草のおひたし・牛蒡の旨煮・オクラの温野菜・ゴーヤと油揚げの炒め物・ブロッコリーの温野菜・花山葵の漬け物・白菜キムチ・レンコンのきんぴら・タクワン・プレーンオムレツ・画像にはないがコーヒー入りホット牛乳


4月某日の朝食(下) ・味噌汁(豆腐、ナメコ、ネギ)・ご飯・春菊のおひたし・モヤシのおひたし・京菜のおひたし・カリフラワーの温野菜・青梗菜のおひたし・花山葵の漬け物・ブロッコリーの温野菜・トマト・蕪の甘酢漬け・タクワン・プレーンオムレツ・画像にはないがコーヒー入りホット牛乳

次第に温かな季節のものが増えてきた。八百屋の店頭でも、初夏の野菜が手頃な価格で並ぶようになった。今回で4月の分を終了、次回からは5月の朝餉になります。