武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

少し元気に その二

昨年の9月の終わり頃

道端にしゃがみこんだお年寄りを見かけた。

救急車を呼ぼうかと声掛けしたら

救急車はやめて手助けしてもらえないかと。

 

連れ合いと二人して

近くの自宅まで運んだはいいが

ご老人思いの外大きくて重く

想定外の重労働になった。

 

その日の午後あたりから筋肉痛がでるやら

腰痛が再発ぎみになるやら

すっかり体調不良にみまわれてしまった。

少しずつ回復している様子だけれど治りが遅い。

調べてみるとどうやら圧迫骨折ではないか

 

連れが息子や娘に知らせ

整形外科で診断を受けることとなり

やはり骨粗鬆症による圧迫骨折との診断

整形外科通いがはじまった。

 

老人を助けたことにいささかの悔いもないが

人体がいかに重いか

老人が老人を手助けすることがいかに大変か

文字通り身に染みて痛感した次第。

 

圧迫骨折と骨粗鬆症については

思うこともあるけれど

それはまた別の機会に。