武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 もぎたて落ちたてのアンズを2kgほど入手した。さっそく家に持ち帰り、ジャム作りにとりかかった。作るのが簡単で、知り合いに差し上げると必ず喜ばれるので、レシピと言うほどではないがどうやって作るか紹介しよう。

toumeioj32005-06-18

<材料>アンズ2kg、グラニュー糖1.5kg
<作り方>①アンズを軽く湯通しして下ごしらえに取り掛かる。湯通しすると簡単に皮がむけるから。
②実が崩れているところや汚れているところなどを丁寧に除く。未熟なのや熟しすぎも排除。この作業がジャムの品質を左右するので、気合を入れて。
③皮をむき、二つに割って種を取り除く。
④今回の2kgは、この下ごしらえの時点で1.6kgになった。地面に落ちたものも使ったのでこんなに減ったが、お店で買えばこんなに減らないはず。
⑤アンズの果肉が正味1.6kgと分かったので、グラニュー糖を1kg1袋500gを1袋、合計1.5kg買ってきた。私は、材料と砂糖をイコールにしているが、そんな決まりがあるわけではない。甘すぎると言う方は、砂糖を減らしてどうぞ。
⑥下ごしらえした果肉をフードプロセッサーで細かく粉砕。このプロセスを省くと、ジャムになった時点での固まり潰しが一苦労。果肉の塊が手作りの味と言うなら、この作業は不要。
⑦どろどろの果肉1.6kgとグラニュー糖1.5kgだけを大きめの鍋に移し(水は全く使わない)、点火。
⑧灰汁を取り除きながら、時々攪拌して焦げ付いたり、煮詰まりすぎたりしないように、適当に気を配る。すっきりしたきれのある甘さが好きだから、私は灰汁取りだけはよくやる、数えてはいないが10回以上取っているはず。
⑨ある時から、急に鍋の中が透明になってくる。ジャムとしては、この時点で出来上がり。
⑩後は、自分がイメージしている固さに煮詰めてゆくだけ。砂糖とアンズだけの混ざり物なしのピュアなジャムなので少しゆるい方が感じがでるかな。冷ますとやや硬くなるので、くれぐれも煮詰めすぎないこと。
⑪保存料なしなので、冷蔵庫で保存。すごく美味しいので、きっとダメになる前になくなるはず、我が家では手製のジャムをダメにしたことがないので、賞味期限は不明。手作りジャムは保存食みたいだけど、半ば生鮮食料品(笑)です。添加物こってりの工場制加工食品と違うからね。あまりもたないよ、念のため。
 ジャム作りは、たいていこのやり方でいける。お店で売っているジャムがどうしてあんなに高くてそれほど美味しくないのか不思議、添加物なしのジャムの美味しさを是非あなたのものにしてほしい。