武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 埼玉県内公共図書館等横断検索システムのご紹介

 どの時点で見渡しても、どのレベルに立ち止まって見ても、いつも感心するのはインターネット飛躍的な成長ぶり。先ごろ触れたストリートビューもそうだが、インターネットを介して私たちが入手できるサービスの素晴らしさには、いつも嬉しい驚きがある。
 私が暮らす武蔵野の一角、埼玉県では、県内のほとんどの公立図書館の蔵書を検索する横断的ネットワークがあることを、つい最近知った。自分が暮らしている地域の図書館以外、地方の図書館には縁がないことが多いと思うが、このシステムを使うと、居ながらにして県内の地方図書館の蔵書から瞬時に検索できる。
 図書を探す場合、その本がどこにあるかの情報を得ることが第一、ある場所が分かったら、あとはそこへ出かけて行って閲覧すれば目的達成。たったこれだけのことだが、珍しい本になると、どこにあるかが分からなくて苦労する。とりわけ、夜中などに調べ物をしていて、必要な資料が含まれている本を探し始めると、以前は、その作業は翌日にならないとどうしようもできなかった。ところが今はインターネットの時代、世界の果てまで(笑)簡単に探しに行ける。良い時代になったものだ。
 さて、この埼玉県内公共図書館等横断検索システムだが、これは埼玉県内の公立図書館の蔵書を、文字通り横断的にネットワークでつないだもの。県内の公立図書館の蔵書を一度に検索できるので、非常に便利、実際に入力してみたが、動きが早く、あるところにはやはりあるものだなと、改めて感心した。近くの図書館は、相互貸し出しサービスをしているところもあり、場合によっては近くの図書館に取り寄せてもらえる場合もある。こういう住民サービスは意外と知られていない場合が多いが、使ってみると非常に便利。長年の納税者として、利用しない手はない。
 なにはともあれ、このシステムのサイトに行って一度見てほしい。各県に似たようなネットワークができていると思うので、いつかは全国の図書館がネットワーク化されることを個人的には、夢見ている。次のURLをクリックすると埼玉県内公共図書館等横断検索システムに跳びます。
http://cross.lib.pref.saitama.jp/
 部分的だが、国会図書館の<総合目録ネットワークシステム>が全国ネットを構築しつつあるようだ。