武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 ダイエットの後始末(1)


4ヶ月間ダイエットに取り組んでなんとかBMI22の目標値を達成した。そのままダイエットを続けているとさらに体重が減ってしまう。BMI18を下回ると、病気に罹る確率が増えてしまうというデータがある。要するにそれって栄養失調のことではないか、低栄養にならないで、しかもリバウンドしないためにどうしたらいいか、体重グラフの推移をチェックしながら試行錯誤の日々をすごしている。この1ヶ月間に感じたことや気がついたことを書き留めてみた。(右のグラフは6月から10月までの体重変化、次第に水平化してきているのが10月の成果)
①朝起きた直後と夜寝る前の1日2回の体重測定は、評価のために必要なので、当分の間継続することにした。体重の減り方をゆるやかにして平行状態に如何にして持って行くか、体調と相談しながら食べ物を少しずつ調節している。
②ネットで検索してみると、ダイエットについては多様な情報が氾濫しているが、ダイエットの終わらせ方について具体的な情報はほとんど見つからない。僅かに見つかったあるサイトでは、1日三食のうち一番大きくカロリーコントロールしていた食事から、徐々にカロリーをアップしながら様子を見ていきましょうと言う。食べても太らない身体作りのためらしいが、食べ過ぎれば太るのは当たり前。様子を見ながら徐々にカロリーアップするしかないと言うのは、その通り、それしかあるまい。
③私の場合、間食(おやつ)の類を一切やめ、ご飯や麺、パンなどの炭水化物を2/3程度に減らし、肉魚などの動物性タンパク質を少なめにするという、三方向からの食事減量作戦だった、名付けて「シンプルダイエット」。動物性タンパク質を減らす代わりに野菜類を増やすというやり方で、食量の嵩自体は減らさないようにしたつもり。運動といえるほどの運動はしなかった、運動しても痩せないのは自明のこと。
④食事以外の間食はもとより、ジュース類、果物類などの、甘い物は食べたり飲んだりしないようにしてきたが、1日1回、食事の後に果物をデザートとして復活してみよう。
⑤主食のご飯や麺、パンなどは、自宅では盛りつけを減らし、外食するときには食べ残す。このやり方は変えずに継続している。食事イコール満腹感の食習慣とは何とか縁がきれた。満腹感は食事の目的ではない。腹七分めに慣れ、自分で必要と判断したものだけを食べること。必要なものを自分で決め、それを美味しく食べこと。
⑥魚や肉などの動物性タンパク質は、少しずつ量を増やすようにしてきているが以前ほど食べてはいない。動物性タンパク質は確かに美味しいが、美味しいものへの節度を守ること。
⑦できるだけ多くの種類の野菜を、少量ずつたくさん食べるやり方は、年齢のせいか私の味覚にあっている。気に入ったのでそのまま継続していこう。
⑧結果をグラフで見ると、下降する割合が次第に緩やかになってきており、リバウンドの気配はない。年内一杯くらい時間をかけて、徐々に水平方向に持っていけらた文句なしだろう。
⑨空腹感にどう対処するか。本当は、空腹は気分を落ち込ませたり、やる気を阻害したりしない。じっくりと空腹を見つめてみるとよく分かる。満腹感こそが眠気と停滞感を生む。血液が消化のために胃腸周辺に集中するから。しばらく空腹を我慢していると必ず自然に消えてゆく、気にならなくなるまで待つこと、それしかない。空腹感は飢餓の時代に身についた、身体のSOS信号なのかもしれない。現代の飽食の時代では、無視して構わない健康管理上は無用の信号だ。