武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 《日光白根山登山》

 この日は、クルマを丸沼高原の駐車場に移動し、ロープウェイを利用して、日光白根山に登った。所々に雪が残り、場所によっては登山道にかぶさり、夏場はもっと歩きやすい道なのだろうが、少々辛い上り下りだった。何年も前に岩木山に登っていらいなので、体がなまっていて2000mを越える山登りでは息が切れた。
 景色を楽しむこと、動植物を鑑賞することが目的のなのだが、動物は、若い鹿にあっただけだった。鹿は、芽を出し始めた柔らかい草を食べているようだった。草花も雪解けが終わって、ようやく地面から若い芽を持ち上げ始めたばかり、歩いた道の周りには花らしい花は見かけなかった。

 ロープウェイの山頂駅の周りには、花壇が整備されていて、シラネアオイチングルマなどが咲いていて、目を楽しませてくれた。
 景色は、さすが2577m、頂上からの眺めは素晴らしいパノラマ、周辺に高い山がないので視界が360度開ける。
 登山の時も下山の折も、浮き石が登山道に多く、不用意に踏むとバランスを崩したり、小石を落としてしまったりして、安心して歩ける道ではなかった。登山道に、何箇所か崩落の跡があった。これからシーズを迎える季節なので、登山道の点検が必要だなと思いつつ、山を下りたことだった。(画像は、ロープウェイの山頂駅の花壇に咲いていたシラネアオイ