武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 6月の戦場ヶ原は一面ズミの花盛り(写真は戦場ヶ原で見つけたかわいい木の芽、名前は不明)

toumeioj32005-06-12

 昨晩は日光市内の宿に泊まった。夕食は生ゆばのコース料理に舌鼓を打つ。奥日光は霧に包まれて何もみえず、日光市内へすごすご引き返したが、今日は朝からすっきりとした夏晴れ。朝食の後、早々に奥日光へ移動、三本松茶屋の駐車場に車を置き、赤沼茶屋から戦場ヶ原ハイキング。今日は丁度湿原のズミの木が花盛り。赤い蕾をともなった白い小さな花がいたるところで咲き乱れ、見事な景観を作り出していた。ズミの花のほのかに甘い香りが高地の湿原地帯いっぱいに広がり、整備された木道をそよ風に吹かれながら歩いていると実に気持ちが良い。強い日差しにあぶられて日が高くなるにつれて湿原の湿度が高くなってくる。風が吹くたびに汗ばんだ身体がほっとする。水を補給しながら歩いた。
 午前中いっぱい戦場ヶ原を散歩して、午後一番に奥日光の湯元温泉の「湯の屋旅館」で温泉入浴。ここの温泉はチトすごい。硫黄泉だが従業員の話では、敷地に源泉を3つ持っており、それを全部おしげもなく湯船に注いでいるそうな、いわゆる「源泉かけ流し」というやつ。湯船につかると湯の花がもわもわと湧き上がり、湯は乳白色、強い硫黄の匂いがする。湯につかっているとじわりと毛穴がひらき温かさが体中に染み渡る。この湯につかると数日間からだから硫黄の匂いが抜けない。これぞ温泉。
 入浴の後は、金精峠を越え沼田から関越に出て一路帰宅。いい骨休めになった。
 以下はあるサイトで見つけた湯の屋の3つ源泉についての解説。引用させてもらおう。

(1) 湯の屋1号泉(自己源泉)含硫黄‐ナトリウム・カルシウム‐硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉(硫化水素型)。中性低張性高温泉。無色透明で硫化水素臭を有し、強い酸味と渋味後に苦味を有する。泉温54.7℃。pH=6.4。湯量:241リットル/分(自然湧出)。
(2) 湯の屋2号泉(自己源泉)
含硫黄‐ナトリウム・カルシウム‐硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉(硫化水素型)。中性低張性高温泉。無色で僅かに混濁し、硫化水素臭を有し、強い酸味と渋味後に苦味を有する。泉温58.0℃。pH=6.1。湯量:20.4リットル/分(自然湧出)。
(3) 奥日光開発1・2号混合泉
含硫黄‐カルシウム・ナトリウム‐硫酸塩・炭酸水素塩泉(硫化水素型)。無色透明で、強い苦味及び卵黄味を有し、強い硫化水素臭がある。泉温79.3℃。pH=6.6。共同使用の源泉。