武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 花と昆虫

 イングランド中央部、ロンドンの北西方向、シェークスピアの生家があり晩年を過ごしたという、ストラトフォード・アポン・エイヴォンという町は、今ではシェークスピアとその一族にちなんだ史跡が売りの観光の街。
 その街のシェークスピアの生家の中庭で見つけた1シーン。たぶんクマバチの仲間ではないかと思うが、花粉集めのお仕事中だった。
 人間の世界も同じだが、蜂にも真面目に働いている奴と、花の周りを飛び回って遊んでいるだけのような奴もいる。この蜂は、わき目も振らずに熱心に働いているようだった。感心だったので東洋からの旅行者が、記念に一枚写した。
 花の名前はわからない。庭の片隅に群がって、盛大に咲いていた。丈夫そうな花だった。