武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 航空公園の朝


 朝から空模様が持ちそうなので、今日も航空公園の早朝散歩に行ってきた。日当たりの好い芝生では、早くもネジバナが愛らしいピンクの花をつけていた。住まいの近くでも、ネジバナが群生している芝生があるが、まだのよう。よほどここは日照に恵まれているのだろ。
 6時半頃になると、100人ほどの人々が集まってきてラジオ体操が始まる。見ていると、けっこう年齢の幅も広く、特定の愛好者のグループでもなく、自然にできた朝のささやかなイベントのように見える。終わると一斉に銘々の方向にばらばらと帰って行く。不思議な光景だ。 (画像は、園内の至る所に集まってきてラジオ体操を始めた人々の遠景)

 園内を歩いていると、地面では今はドクダミが満開、白い十字の清楚な花びらを開いて、静かに咲いている。ドクダミの花の周りには、いつも静かな空気が流れている感じがするのは、私だけだろうか。漢方薬としても山菜としても利用できる、用途の広い植物なのに、名前のせいか愛玩する話は聞いたことがない。葉や茎が含む強い匂いは、まだ確かめてはいないが、熱を加えるとずいぶんと薄らぐらしい。 (下の画像のネジバナは、ねじれが右回りと左回りが隣り合って咲いていたもの)