「元気の出る20冊」
去年か一昨年か忘れたが、ゴールデンウイークの朝日新聞の記事に「連休の20冊」と題する記事が掲載された。半分ほど読んだ本だったので、推薦者と波長がかなり合うと思った。早速、まだ読んでなかったものを読んでみた。打率10割にまでは届かなかったが、確かに損はなかった。むしろ得をした気分になった。
孫引きで気が引けるが、素晴らしい20冊なので、改めて紹介してみよう。古本のリサイクルショップbookoffなどの100円コーナーで探せば半分近く見つけられるポピュラーなものばかりだが、面白いものは面白い。手当たり次第に10冊まとめ買いしても1000円、損はしません。
人生に疲れ気味の熟年を読者を想定しているらしいが、若者にも老人にも十分面白いはず。どれを読んでも、明日からまた、少し元気に生きてみようかなという気にしてくれます。
①大穴 ディック・フランシス(ハヤカワ文庫)
②深夜プラス1 ギャビン・ライアル(ハヤカワ文庫)
③さらば愛しき女よ レイモンド・チャンドラー(ハヤカワ文庫)
④約束の地 ロバート・B・パーカー(ハヤカワ文庫)
⑤オールド・ディック L・A・モース(ハヤカワ文庫)
⑥老人と犬 J・ケッチャム(扶桑社ミステリー)
⑦ダウンタウン・シスター サラ・パレツキー(ハヤカワ文庫)
⑧チャーム・シティー ローラ・リップマン(ハヤカワ文庫)
⑨梅安乱れ雲 池波正太郎(講談社文庫)
⑩一夢庵風流記 隆慶一郎(新潮文庫)
⑪樅の木は残った 山本周五郎(新潮文庫)
⑫いまひとたびの 志水辰夫(新潮文庫)
⑬ダック・コール 稲見一良(ハヤカワ文庫)
⑭三屋清左衛門残日録 藤沢周平(文春文庫)
⑮仙人の桜、俗人の桜 赤瀬川原平(平凡社)
⑯古武術の発見 養老孟司(光文社)
⑰オーパ、オーパ!! 開高健(集英社文庫)
⑱わたし琵琶湖の漁師です 戸田直弘(光文社新書)
⑲ノーザンライツ 星野道夫(新潮文庫)
⑳日本の川を旅する 野田知佑(新潮文庫)