武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

「元気の出る20冊」 

toumeioj32005-05-05

 去年か一昨年か忘れたが、ゴールデンウイークの朝日新聞の記事に「連休の20冊」と題する記事が掲載された。半分ほど読んだ本だったので、推薦者と波長がかなり合うと思った。早速、まだ読んでなかったものを読んでみた。打率10割にまでは届かなかったが、確かに損はなかった。むしろ得をした気分になった。
 孫引きで気が引けるが、素晴らしい20冊なので、改めて紹介してみよう。古本のリサイクルショップbookoffなどの100円コーナーで探せば半分近く見つけられるポピュラーなものばかりだが、面白いものは面白い。手当たり次第に10冊まとめ買いしても1000円、損はしません。
 人生に疲れ気味の熟年を読者を想定しているらしいが、若者にも老人にも十分面白いはず。どれを読んでも、明日からまた、少し元気に生きてみようかなという気にしてくれます。

大穴 ディック・フランシス(ハヤカワ文庫)
深夜プラス1 ギャビン・ライアル(ハヤカワ文庫)
さらば愛しき女よ レイモンド・チャンドラー(ハヤカワ文庫)
約束の地 ロバート・B・パーカー(ハヤカワ文庫)
オールド・ディック L・A・モース(ハヤカワ文庫)
老人と犬 J・ケッチャム(扶桑社ミステリー)
ダウンタウン・シスター サラ・パレツキー(ハヤカワ文庫)
チャーム・シティー ローラ・リップマン(ハヤカワ文庫)
梅安乱れ雲 池波正太郎講談社文庫)
一夢庵風流記 隆慶一郎新潮文庫
樅の木は残った 山本周五郎新潮文庫
いまひとたびの 志水辰夫新潮文庫
ダック・コール 稲見一良(ハヤカワ文庫)
三屋清左衛門残日録 藤沢周平(文春文庫)
仙人の桜、俗人の桜 赤瀬川原平平凡社
古武術の発見 養老孟司(光文社)
オーパオーパ!! 開高健集英社文庫
わたし琵琶湖の漁師です 戸田直弘(光文社新書
ノーザンライツ 星野道夫新潮文庫
日本の川を旅する 野田知佑新潮文庫