武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

(写真は武蔵野の代表的な雑木林の木、エゴノキの可憐な花とつぼみ)

toumeioj32005-05-19

 今日は朝から気温がやや高く、散歩通勤の途中で上着を脱ぎリュックにしまう。中身の少ないリュックを持つのは、着替えを入れたり脱いだ上着をしまったりするため。日によっては上着とシャツを脱ぎ、下のティーシャツ1枚になり、冷房車で身体を冷やすこともある。
 途中、広い通信基地の脇を通ると、今日も雲雀がたくさんあがっていた。時間がある時は、雲雀の姿を空に探すようになった。以前は、すぐあきらめてどこで啼いているのか探し出せなかったが、今はたいてい見つける。小さな点となって絶え間ない囀りの音を撒き散らしながら羽ばたき続けている姿を見つけ出す。息苦しいほど懸命に羽ばたき続けている。注意してみると、やはり空の小さな点から音が降ってきているのが分かる。
 じっと見続けていて、近くに巣があり、きつい警戒音を浴びせられたことがある。雲雀の野生の感覚が、無遠慮な観客の視線を嫌がったのか、小さい声でゴメンとあやまり其処を離れたことを思い出した。