武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 武蔵野の真夏の雑木林

 仲間と一緒にやっている菜園に、今朝早朝、雑草取りと収穫に行ってきた。雑草取りは、まめな仲間が精を出してやってくれたおかげで、簡単に済んだ。収穫のほうは、ニガウリ、トマト、ミニトマト、ナス、唐辛子の仲間のハバネロシソの葉ミョウガなどなど、しばらく八百屋に行かなくていいほどたくさんの収穫があった。
 菜園のそばの雑木林は、コナラやクヌギなどが生い茂り、早朝もあって薄暗い。よく見ると下草の間からオレンジ色のかわいいユリ科の植物が花をつけているのを見つけた。図鑑で調べてみたが、たぶんノカンゾウではないか思う。日当たりが良くないせいか、はかない感じで咲いていた。早い時間だったのに、もうミツバチのような小さな蜂が来て、仕事をはじめていた。 (画像の正式名が判明、キツネノカミソリ、何とも面白いネーミング、民話のワンシーンを描けそうなほど)

 菜園には、蕎麦の花が咲き始めているので、そこに来たついでに寄ったのかもしれない。蕎麦の花も、顔をよせてよく見ると、白い花弁のなかに薄いピンクの色が微かに滲んでいて、けっこう可愛い。遠くから見ていると、白い霞がたなびいているように見えるが、よく見ると意外と可憐で清楚な感じがする花。