武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 武蔵野の雑木林は植物の復活祭、今日この頃

仲間と一緒に耕している畑に、里芋を植えに行ってきた。畑に行く途中から、雑木林が見違えるように色彩感が豊かになったことに吃驚、鮮やかな春の花が一斉に咲き出していた。
 木々の枝先にも、パレットに絞り出したばかりの絵具ように新鮮な、つやつやした新芽が芽吹いていた。夢中になって作業そっちのけでシャッターを押しまくった。
 この時期の野山には生命のエネルギーが満ちあふれているので、こちらの方も気力を充実して向かわないと、気合い負けしてしまいそうになる。西洋ではこの時期、賑やかな復活祭を祝うが、無宗教でも気持ちはよくわかる。昆虫たちの多忙な日々が始まった。