武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 畑の観賞用の綿


仲間と一緒に借りている畑に、仲間が、お楽しみに綿を植えた。このところ、大きく育って盛んに花をつけていた。まるでオクラの花そっくり、オクラの花よりもひとまわり小さいが、色は綿の花の方が鮮やか。
その綿の枝先に、ふっくらとした実をつけて、綿毛が膨らんできた。たまたまカメラを持っていったら、観賞用だから撮れと勧められた。よく見ると花も綿毛も愛らしいので紹介することにした。
綿毛の手触りが最高、つまむと中にカッチリとした種があるが、表面は小さな綿菓子のようで、何とも愛らしい。この綿毛を使って衣類を作ろうという発想は良く分かる。


しらぬひ筑紫の綿は身につけて
    いまだは着ねど暖かに見ゆ

        (万葉集巻三 沙弥満誓)