武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 今年のハバネロ


3年前から激辛で有名なトウガラシ、<暴君?>ハバネロを借りた畑で少量栽培している。最初の年は、ビギナーズ・ラックだったのか、一緒に植えた沖縄の島トウガラシもハバネロも豊作で、期待した以上にたくさん収穫できて、1年分の自家製辛み調味液を作った。余ったのは辛いもの好きにお分けして、珍しがられたり喜ばれたりしてすっかり気を良くした。
ところが昨年は、夏の気温が低かったせいか、可哀想なほど成長がわるく、さっぱりの不作だった。畑でできたハバネロだけでは足りず、お店で買い足してやっと自家製の調味液を作ったほど。ハバネロが甘くないの年だった(笑)。
今年の夏は水不足を心配するほど暑かったので、大豊作を期待していたが、まあまあの普通の出来、買い足さなくても収穫したもので何とかなりそうな程度のできだった。まだまだ緑の実はたくさん付いているけれど、日照不足になってきたので、これからはあまり期待できそうにない。 (画像は収穫してきた赤とオレンジのハバネロとタバスコ用のトウガラシ、どれもとにかく辛い)
これまでの経験で、霜が降りると一気に枯れてしまうので、早めに収穫しておこうと思っている。
[我が家のハバネロ利用法]
ハバネロをスライスして、焼酎、醤油、酢、オリーブオイルなどに漬け込み、各種の辛み調味液を作り、料理に使っている。<ハバネロ醤油>で食べるお刺身なんて、ちょっと乙な味、焼酎漬けが一番実用的。
ハバネロ本体は、あまりに激辛なので、そのままでは使いようがないほど。何しろ、使った包丁もまな板も使用後はしっかり洗っておかないと、後がとんでもないことになる。もちろん素手では扱えず、ビニル手袋をして作業している。「目に入ったら迷わずに医者へ行け」と苗の注意書きに書いてあった(恐ろしい)。
包丁で切ったとたん、台所に辛み成分のカプサイシンが靄のように漂って面白い。顔を上に持って行くと目がシバシバする。こんな野菜ほかに考えられない。
調べてみると、最も辛いトウガラシ「ブート・ジョロキア」と言うのが、ギネスブックにあるそうだが、ハバネロもなかなか凄い。