武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 時差ぼけ解消のために悪戦苦闘(写真はフランスのとあるサービスエリアの花壇で見つけた可憐な花、名前は分からない)

toumeioj32005-08-13


 早朝5:00に起床、あわてて身支度を整え、朝の散歩に出る。外に出てみて気がついたのだが、僅かに雨が降っている。傘を差し、南の方角進む。
 雨の日は、草花がしっとりしており空気も湿っているので、風がない日は十分散歩が可能。強い日差しの中よりもかえって歩きやすい。
 通信基地の脇を通り、航空公園へ入る。公園の木々は緑に濡れて輝いている。昨日から、湿度の高いこの国の夏に戻り、皮膚がじめじめしているが、早朝のこの時間帯なら過ごしやすい。公園では、歩行のピッチをあげ、1分130拍の心拍数で快調に歩く。シャツが汗を含み、皮膚の全域に汗が滲む。早く歩くと風を切るので気持ちよい。
 ipodショパンのバラードを聴きながら、歩く。アシュケナージの演奏は例によって華やか、絢爛としたピアノ演奏が頭の中で響き渡る。曲が終わったら、次は、ブルックナーの7番、朝比奈隆の指揮、分厚い交響曲の響きが頭に広がる。頭の芯から音による広大な空間のイメージが広がって行く。不思議な感覚。
 7:00を過ぎた頃から、公園内に人が増え始める。ジョギングする人、イヌの散歩をする人、ウォーキングをする人、などなど。公園の木々には、今は、ほとんど花がない。僅かにキョウチクトウが赤や白の花を付け、雨に濡れている。そういえば、フランスでも沢山のキョウチクトウの花を見かけた。
 2時間たったので、自宅に向かって戻ることにする。今日は、フランスでの10日間の記録を整理して、ブログの空白期間を埋める。