武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 雑木林の落ち葉掃き=有機農法の肥料作り


武蔵野の雑木林の広葉樹が、ほぼ落ち葉を落としきったので、今日は、冬の好天の中、知り合いの農家の屋敷林の落ち葉掃き(落ち葉集め)に行ってきた。所沢周辺の農家では、「クズ掃き」と言って、昔は農家の年中行事だったらしいが、今は、循環農法を実践している一部の農家しかやってはいないようだ。
私たちは、掃き集めた落ち葉を手製の囲いの中に積み重ね圧縮して、来春に向けて自然発酵させ、畑にすき込んで畑の土壌改良を兼ねた肥料として利用している。 (落ち葉が降り積もった雑木林、この時期、地上まで日が届き林は明るい)

昔懐かしい竹の熊手で積もった落ち葉をかき集め、木々の養分に少し落ち葉を残しながら、集めた落ち葉を持ち寄ったカゴに詰め、集積場まで運ぶのが今日の仕事。嵩張る落ち葉を圧縮して、如何にたくさんカゴに詰めるかが、チョットした工夫のしどころ、欲張ってたくさん詰めすぎると腰を痛めかねないので、体力や年齢と相談しながらの作業である。
午前中いっぱいの作業が終わると、昼からは、恒例の野外忘年会、焚き火に鍋をかざして、今日は野菜たっぷりの鮟鱇鍋、畑で収穫した野菜と鮟鱇のバランスが良くて、熱い鮟鱇汁を北風をものともせずフウフウ言いながら食べるお昼の美味しさは格別だった。 (落ち葉掃きを終えた地面、木々のために少しだけ落ち葉を残してある)