武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 簡単で美味しい味噌汁の作り方

 リタイアして2年間、3度の食事を作り続けてきて気がついたこと。パン食のことは分からないがご飯食なら、朝食を充実させるのはやっぱり美味しい味噌汁と卵料理の一品、あとは作り置きの簡単漬物と、やはり作り置きの常備菜。これで、今日も一日楽しく充実した日が送れるぞと、腹の底から元気がわいてくるということ。
 確認すると①味噌汁、②卵料理、③簡単漬物、④常備菜、朝の忙しい時間帯に火を使って調理するのは①と②だけ、冷蔵庫にある③と④が少なくても多くても、①と②があれば朝食としての恰好はなんとかなる。
 さて、簡単で美味しい味噌汁の作り方だが、大事なのは、どの料理の本を読んでも一致していて、美味しいダシをとること。だが意外とこれが面倒臭い。昆布、鰹節、煮干し、干し椎茸など、やってみると結構大変、ダシを作って保存しておいても意外とダシはいたみが早くて厄介。いろいろ試してみた結果、どうやら自分なりに定着してきたのが、今回紹介するやり方。これでも面倒という方は、何も考えずに出しパックをどうぞ。
 私の方法は、乾燥エノキを適量料理ばさみで刻み、切干大根も適量料理ばさみで刻み、削った鰹節と合わせて、鍋でぐつぐつしばらく煮出すというやり方。これだけで素晴らしい味噌汁用のダシがとれる。旨味があまりに濃厚なので、砂糖でも入れたのではないかと勘違いしそうなほど。汁に浮く具と沈む具を何にするか、どんな味噌をどんな割合で混ぜ合わせるかなどなど、あとは全部応用編、乾燥エノキと切干大根と鰹節、この三品が合わさったダシさえあれば、美味しい味噌汁は確実にできる。 (画像は1回分の乾燥エノキと切干大根と削り節、朝食の2人分)

 ①乾燥エノキは売ってないので、天気のいい日に自分で作る。一株買ってくれば1週間はもつし、②切干大根は、安く手に入る仕入れ先を確保すれば、安定して簡単に買える身近な乾物、③鰹節も産地からの仕入れを工夫すると驚くほど品質のいいものが手に入り、1回分はごく少量、簡単で安価。
 毎日のことなので、ある時期腰を据えて作り方を確立すると、後はあまり考えないで簡単な作業をただ繰り返すだけとなる。高価なインスタントものに手を出すよりはるかに安心。このやり方が今のところ私のベスト味噌汁レシピ。
 話は変わるが、味噌汁の情報に特化したサイトを見つけたので紹介する。題して「味噌汁のレシピや作り方、味噌についてのお役立ち情報が満載の味噌汁レシピ専門サイト!」、参考になるかもしれない。
http://www.365miso.com/index.html