武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

食事

 食事あるいは料理について、まじめに考えるきっかけを作ってくれた本、食べることについて考える糸口をつけてもらった一冊。

考えてみれば当たり前のことだが、私たち生き物の身体は、口から取り入れた食物で出来ている。生きている身体とは、そうゆうもの。細胞が自ら分裂を繰り返し、摂取した養分をもとにして、身体全体を片時も休まずに再生産し続けている。髪の毛も頭も顔も、身…

 食べ物の味と味わい方について端正な日本語で語ってくれる我が座右の書 「料理歳時記」辰巳浜子著(中央公論社)昭和48年刊

本の帯に「いまや、まったく忘れられようとしている昔ながらの食べ物の知恵、お惣菜のコツを、四季をおってあますところなく記した、いわば“おふくろの味”総集編!」とある。昭和48年に初版が出ているので、今から30年ほど前の本。この本は、単なる料理の本…

 もぎたて落ちたてのアンズを2kgほど入手した。さっそく家に持ち帰り、ジャム作りにとりかかった。作るのが簡単で、知り合いに差し上げると必ず喜ばれるので、レシピと言うほどではないがどうやって作るか紹介しよう。

<材料>アンズ2kg、グラニュー糖1.5kg <作り方>①アンズを軽く湯通しして下ごしらえに取り掛かる。湯通しすると簡単に皮がむけるから。 ②実が崩れているところや汚れているところなどを丁寧に除く。未熟なのや熟しすぎも排除。この作業がジャムの…

 こどものりょうりのえほんシリーズ② お母さんのいない夜(主婦の友社)1977年12月発行 当時の定価780円 初期の子ども向け傑作料理絵本。

本書は昨日の続き。3冊シリーズの2冊目。インターネットでちょっと調べてみたら、3冊をきちんと紹介したものがなかったので、順次、紹介することにした。最初に、のっているレシピすべてを紹介しよう。 ①ちゅうかふうコーンスープ ②ミネストローネ ③にく…

 こどものりょうりのえほんシリーズ① 日曜日の朝のごはん(主婦の友社)1977年12月発行 当時の定価780円

またまた古い本を取り上げて気が引けるが、内容が素晴らしくて処分できずに残っていた絵本なのであえて紹介したい。今から25年以上前、まだ子ども向けの料理の本がなく珍しかった頃、料理の本を得意とする主婦の友社が、子ども向けに気合を入れて作った子…

 簡単常備菜・「手作りなんでもふりかけ」のすすめ (写真は、甘塩の塩鮭、青海苔、カシューナッツ、白ゴマのブレンドふりかけ、コクがあっておいしい)

私達の主食、ご飯に寄り添う3つの副食①みそ汁、②漬け物、③常備菜で何とかなるのが日本食。その常備菜の中でも作り方が一番簡単なのがふりかけ。味濃く煮付け水分を飛ばし気味にした佃煮やいためて甘辛く仕上げるキンピラなども立派な常備菜にはなる。ふりか…

私がおすすめする簡単納豆丼

①(材料)納豆、生卵、ネギ、シソ、カイワレ、刻んだ海苔、しょうゆ、イカ刺身 ②(作り方)納豆1人前を良くかき混ぜ、みじん切りにしたネギ、シソを混ぜ込みます。 2cm幅に刻んだカイワレをさらに混ぜ込み、生卵を割り込み、さらに気合を入れてかき混ぜす…

夏場に最適、食がすすむ喉ごしスルスル納豆丼

私のお気に入りの料理本のひとつ、「サルでもできる料理教室」清水ちなみアンドOL委員会(幻冬舎)があり、その中の納豆料理に、似たようなのが出ているので、まずそれを紹介します。 ①ズルズル丼→山芋、納豆、オクラ、とろろ昆布、なめこ、生卵、とにかくズ…

食事が出来る極私的いいお店①

【一茶庵】蕎麦屋 (住所)埼玉県所沢市新所沢松葉町31−1(電話)04-2992-1513(駐車場)あり (定休日)月曜 新所沢駅の東口からまっすぐ歩いて数分の所にある。我が家からは歩いて20分ほどとやや遠いが本格的な10割蕎麦が食べられる。空いている時間…

いらずもがなの前置き

私はグルメではない。美味しいレストランでも、わざわざ遠くまで出かけるほどに熱心ではない。どんなに美味しくても、高額のお代を払ってまで食べてみようという気にはならない。席を取るための長い行列に並ぶ気もない。空席のある適当なお店で空腹を満たす…

 「イカのスペイン風炒め物」 

料理の本を読むのが好き。レシピ集もご馳走写真集も食べ歩き随筆も何でも読んでいて楽しい。我が家の子ども達もおいしそうな料理写真集をよだれをたらしながら嘗めるように見て、「見ているだけで太りそう」という意味で「見太り」なる珍語を作り、料理本を…