2010-01-01から1年間の記事一覧
*情けないことに書庫にあることを忘れて同じ本を買ったり、読んだことすら忘れたりするようになってきた。読んだり読みかけたりした本を備忘録としてメモ、週1で更新していきます。 ◎岡部牧夫編著『エーデルワイス・シリーズ③名作の山』(角川書店1968/9)…
朝の日の出の時刻がすっかり寒くなってきた。少し天候が安定してきたのか、夜明け前から晴れている日が多くなってきた。美しい日の出が見られる季節になってきた。航空公園を散歩していると朝日を浴びて、背の高いユリノキ並木の黄色く紅葉した木々が、金色…
天気が良ければ毎朝4〜50分、近くにある航空公園で散歩することにしている。今朝は、蒲団から這い出した時にいつもより少し寒いと感じた。カーテンの間から明けかかった空を見て、放射冷却の冷え込みが分かるほどに雲一つなく晴れ渡っていた。 眠気覚まし…
装丁家の桂川潤さんが自らの本を出すと聞いて楽しみにしていた。さっそく取り寄せて一読、さすが現役で今現在快調にたくさんの本を装丁して活躍中の方らしく、外装も内容もとても気に入ったので紹介してみよう。 実は最初に注文するときに2400円という定価が…
くぬぎ山と呼ばれている雑木林の一角を、仲間と一緒になって、手入れしている。武蔵野に今なお残るクヌギやコナラなどの落葉樹の里山である。化石燃料が普及するまでは、身近な薪炭林として農家が大切にしてきた林ではあるが、今は固定資産税がかかるばかり…
Bookuoffの105円コーナーで偶然に手にした「東京読書」という厚みのある本がきっかけだった。東京大好きの愛書家が、生涯の半分以上をかけて、自分の足を使って蒐集した<東京本>の中から、選りすぐりの1冊を月二回のペースでミニコミ紙に連載した記事をま…
4ヶ月間ダイエットに取り組んでなんとかBMI22の目標値を達成した。そのままダイエットを続けているとさらに体重が減ってしまう。BMI18を下回ると、病気に罹る確率が増えてしまうというデータがある。要するにそれって栄養失調のことではないか、低栄養になら…
*情けないことに書庫にあることを忘れて同じ本を買ったり、読んだことすら忘れたりするようになってきた。読んだり読みかけたりした本を備忘録としてメモ、週1で更新しています。 ◎坂崎重盛著『東京読書―少々造園的心情による』(晶文社2008/1)*「東京本…
同じ著者の「小説葛飾北斎」を読んで自在な語り口が気に入り、ネットで捜したら北海道の古書店がこの「円朝」の初版を出しているのを見つけ、安かったので注文して入手した。50年以上前の古本なので、ページを開くと古書特有の饐えたような匂いがした。この…
本書は編集構成のプランしか存在しない架空の「日本SF全集」の解説という、いかにもSFらしいコンセプトのブックガイドである。手にとって見るまで、まさかそんなこととは思わなかったので、思わずニンマリしてしまった。アイディアは遊び心たっぷりだが、内…
仲間と一緒に借りている畑に、仲間が、お楽しみに綿を植えた。このところ、大きく育って盛んに花をつけていた。まるでオクラの花そっくり、オクラの花よりもひとまわり小さいが、色は綿の花の方が鮮やか。 その綿の枝先に、ふっくらとした実をつけて、綿毛が…
3年前から激辛で有名なトウガラシ、<暴君?>ハバネロを借りた畑で少量栽培している。最初の年は、ビギナーズ・ラックだったのか、一緒に植えた沖縄の島トウガラシもハバネロも豊作で、期待した以上にたくさん収穫できて、1年分の自家製辛み調味液を作った…
*情けないことに書庫にあることを忘れて同じ本を買ったり、読んだことすら忘れたりするようになってきた。読んだり読みかけたりした本を備忘録としてメモ、週1で更新していきます。 ◎小島政二郎著『北落師門』(中央公論社1971/12)*魯山人に伝記の執筆を…
ハイドンの室内楽を聴いていると、快いイージーリスニングだなと思ってしまうところがある。別の表現をすると快適なBGMと言うこともできる。現代の演奏家達の演奏を聴いてこんなことを言うのは、ことハイドンに限って言えば、褒めたことになっても批判し…
散々に迷った末に、やっぱり購入してしまったブリリアントのハイドン・エディション、コンサートでめったに聴く機会のないハイドンのCDが何と150枚、1枚100円ちょっとの価格だったので、つい財布の紐が緩んでしまったという次第。アダム・フィッシャー指揮の…
居住している地区の図書館のCDライブラリーにベルティーニのマーラー交響曲全集があることに気付き、さっそく借りてきて聴いている。明るい響きのする音がとても聴きやすくどの演奏も非常に美しかったので、80年代後半から90年代初めにかけてのいささか古…
*同じ本を買ったり、読んだことを忘れたりするようになってきたので、読んだり読みかけたりした本を備忘録としてメモ、週1で更新していきます。 ◎鳥見迅彦篇『エーデルワイス・シリーズ2山の詩集』(角川書店1968/4)*鳥見迅彦が編集して解説を書いている…
偶然にbookuoffの105円コーナーで手にした本、葛飾北斎の評伝でも伝記でもないので、強いて分類すれば時代小説のジャンルに入るが、スリルやサスペンスで興趣を盛り上げるのがねらいの時代小説でもない。天才画家としての北斎の膨大な画業を梃子にして、絵画…
二日間、秋の晴れ間をぬって、奥日光方面へ、紅葉を見に行ってきた。一日目は早めに自宅を出て、午前中に中禅寺湖に到着、車中で簡単に昼食を食べた後、少し湖畔を散歩した。少しにしておいたのは、中禅寺湖の紅葉はまだしばらく先のようで、ごく一部の広葉…
*同じ本を買ったり、読んだことを忘れたりするようになってきたので、読んだり読みかけたりした本を備忘録としてメモ、週1で更新していきます。 ◎米原万里著『必笑小咄のテクニック』(集英社新書2005/12)*小咄の可笑しさをどこまでも技術として語ろうと…
「博士の愛した数式」を読みその完成度の高さと面白さに脱帽、この作家に果たしてこれ以上の物語が書けるかどうか心配したほどだった。Bookoffの105円コーナーでこの本を見つけ躊躇せずに手に取った。一読、「博士の愛した数式」の時ほどの文体密度はなかっ…
BMI22を目標とするシンプルダイエット(間食をやめ動物性タンパク質と炭水化物を減らすだけ)を始めて4ヶ月、何とか目標値を行ったり来たりするようになってきたので、9月でダイエットを終了する。だが、総てを元のライフスタイルに戻せば、やがて体重は元に…
*同じ本を買ったり、何を読んだか忘れたりするようになってきたので、読んだり読みかけたりした本を備忘録としてメモしておくことにした。週1で更新していこう。 ◎ディケンズ著『荒涼館』青木雄造、小池滋訳(筑摩世界文学大系341975/1)*後期ディケンズ…
第三詩集『かくれみち』は、1983年に文京書房から発行された。第二詩集からまたしても14年後、作者73歳の時の詩集である。第2詩集「なだれみち」で、精神と身体に纏い付くような呪縛から自らを解き放って自由な言語空間にたどりついた詩人の生涯は、やがて老…
第二詩集『なだれみち』は、1969年に創文社より発行された。55年から69年までの14年間の作品の中から、山に関係するものを89篇選んだと<あとがき>にある。著者59歳ときの詩集である。「山」に関係しない作品の試みもあっただろうが、詩集にまとめるほどに…
若い頃、強く引かれた詩人の一人に鳥見迅彦(とりみはやひこ)がいる。最近、ふと思い出して調べようとしてみたが、忘れられた詩人らしく、情報がほとんど入手できなかった。分かったことは僅かしかない、列挙してみよう。 ①明治43年(1910年)2月5日神奈川…
夏の気圧配置が崩れ、秋の前線が急に涼しさを運んできた。今日も、午前中は本降りの雨、図書館に期限の来た本を返しに行き、予約していた本とCDを借りだしてきた。ハイドンのオラトリオ2部作「天地創造」と「四季」が借りられたのは有り難い。 午後になっ…
子どもの頃、算数の時間、脱線した話の中で魔法陣の不思議を耳にして、夢中になったことがある。訳の分からない謎やミステリには、私たちの心を引きつける魅力がある。 どんな不思議でも、自分で作ることが出来ると、例え不思議のままでも何だか親しみがわい…
昨夜、自宅から歩いて市内の市民文化センターへ山下洋輔を聴きに行き、歩いて帰ってきた。リーダー山下洋輔ほか16人の豪華メンバーによるビッグバンドジャズ。 どの楽器も1台で充分に大ホールに響く能力があるのに、左右に大型のスピーカーセットを配置して…
*同じ本を買ったり、何を読んだか忘れたりするようになってきたので、読んだり読みかけたりした本を備忘録としてメモしておくことにした。週1で更新していこう。 ◎ウンベルト・エーコ著『美の歴史』植松靖夫監訳、川野美也子訳(東洋書林2005/11)*引用さ…