武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

2012-01-01から1年間の記事一覧

 朝のワンプレート(36)

《真夏日続きの食事の支度》 真夏日が連続するようになると、台所での煮炊きの作業が辛くなる。調理をはじめる前から、台所の室温は30℃を超え、コンロに点火してしばらくすると、35℃を超えてくる。そんな夏だからこそ、養分のほうはしっかりと摂取、暑さに負…

 7月第4週に手にした本(23〜29)

*情けないことに書庫にあることを忘れて同じ本を買ったり、読んだことすら忘れて図書館に予約を入れたりするようになってきた。読んだり読みかけたりした本を備忘録としてメモ、週1で更新しています。(今週もたくさんの本を手にしたが全部読了できたわけ…

 酷暑にもめげず

酷暑にもめげずと言いたいところだけれど、いささかこの連続する暑さには参っている。梅雨明け十日という言葉があるとおり本当に暑い。身体のほうは1週間ほどで夏モードに切り替わったらしく、でてくる汗が塩分の少ないサラサラした汗に変化した。暑さのは…

 7月第3週に手にした本(16〜22)

*情けないことに書庫にあることを忘れて同じ本を買ったり、読んだことすら忘れて図書館に予約を入れたりするようになってきた。読んだり読みかけたりした本を備忘録としてメモ、週1で更新しています。(今週もたくさんの本を手にしたが全部読了できたわけ…

 『<老い>をめぐる9つの誤解』ダグラス・H・パウエル/久保儀明・樽崎靖人訳(青土社2001/10)

《老年期を快適に生きるための最良の処方書》 自分が高齢者の一人であることを素直に自覚し、老年期を生きる自分を頼みとし誇り高く快適に生きるための励ましを得るために、数年に一度は読み返すことにしているバイブルのような本が何冊かある。 この本はそ…

 7月第2週に手にした本(9〜15)

*情けないことに書庫にあることを忘れて同じ本を買ったり、読んだことすら忘れて図書館に予約を入れたりするようになってきた。読んだり読みかけたりした本を備忘録としてメモ、週1で更新しています。(今週もたくさんの本を手にしたが全部読了できたわけ…

 【電力自立】ロビンソンの夢(4)

《マンションのベランダとソーラーパネル》 太陽光発電システムについてネットで調べていたら、マンションのベランダにソーラーパネルを設置したくて苦慮されている方が多いことが分かった。マンションにはそれぞれに管理規約や使用細則が決められており、バ…

 朝のワンプレート(35)

《アスリートの試合当日の朝食》 毎日の朝食がほどほどに美味しくて、身体の調子もまずまずな状態が維持できている。その訳をもう少し考えてみたくて、激しく身体を酷使するアスリートの朝食に思いをひろげてみた。 運動生理学の本やスポーツサイトに必ず書…

 7月第1週に手にした本(2〜8)

*情けないことに書庫にあることを忘れて同じ本を買ったり、読んだことすら忘れて図書館に予約を入れたりするようになってきた。読んだり読みかけたりした本を備忘録としてメモ、週1で更新しています。(今週もたくさんの本を手にしたが全部読了できたわけ…

 【電力自立】ロビンソンの夢(3)

《電力自給は良い気分》 ミニ太陽光発電システムが動き出したので、充電をする電気製品の電池やバッテリーを少しずつこちらの方に切り替えている。まずは、iriverと言う旧型のデジタルプレーヤーのリチュウムイオンバッテリーを充電した。1回の充電で50時間…

 朝のワンプレート(34)

《心地よい空腹》 我が家の朝食を続けていて、食後3時間を経過したあたりから、穏やかな空腹感が始まることに気が付いた。あるかなきかのぼんやりした空腹の時間帯が、昼食の時間に向かって徐々に深まってゆく。その空腹を感じている数時間が、このごろ心地…

 【電力自立】ロビンソンの夢(2)

《ミニ太陽光発電システムの活用》 ミニ太陽光発電システムをどのように利用するか。ミニサイズ(最大50W)という発電量の制約もあるが、原則に則って考えることにする。理念優先で考えることにしたのである。 ネットなどで調べてみると、太陽光発電システム…

 【電力自立】ロビンソンの夢(1)

《ミニ太陽光発電システム工作》 先日、仲間と一緒にやっている環境団体の企画で、「「ミニ・ソーラーシステム・ワークショップと地域自立エネルギーへの取り組み」のお話」という集会があり、そのワークショップに参加して、ミニ・ソーラーシステムを工作し…

 6月第4週に手にした本(25〜1)

*情けないことに書庫にあることを忘れて同じ本を買ったり、読んだことすら忘れて図書館に予約を入れたりするようになってきた。読んだり読みかけたりした本を備忘録としてメモ、週1で更新しています。(今週もたくさんの本を手にしたが全部読了できたわけ…

 朝のワンプレート(33)

《素材の旨味を損なわない海水ウニ》 北海道へ旅行に行った知り合いから、保冷車による宅配便でウニのお土産が届いた。早速、ウニ丼にするために、ご飯を多めに炊いて賞味した。文句のつけようがないほどに美味しかった。保存容器から取り出したウニを、炊き…

 『杉山平一全詩集上下』 (編集工房ノア1997/2)

かつての四季派から誕生した畢生の抒情詩人 杉山平一氏が、5月下旬に亡くなられた。現代における叙情詩のあり方を、飽くなき執念で追求され、最後にはライト・バース(深刻な内容をあえて小粋なスタイルで表現した作品群)とでも呼ぶしかないような、軽妙な…

 6月第3週に手にした本(18〜24)

*情けないことに書庫にあることを忘れて同じ本を買ったり、読んだことすら忘れて図書館に予約を入れたりするようになってきた。読んだり読みかけたりした本を備忘録としてメモ、週1で更新しています。(今週もたくさんの本を手にしたが全部読了できたわけ…

 朝のワンプレート(32)

《日常の繰り返しに耐えられるか》 毎日の食事を自分の家事として引き受けてみると、レシピに対する考え方が少しずつ変わってくる。我が家の料理の定番として、受け入れるかどうか。それとも、臨時のホームパーティ用にファイルしておこうか。不味いレストラ…

 どさくさ紛れの暴挙=平和主義の転換か

消費増税関連法案をめぐる国会での民主・自民・公明3党の茶番劇に紛れるようにして、この国の平和主義を掲げる基本理念を形骸化するような重要な法の改変が相次いでいる。しかも、そのことは十分に議論も報道もされることなく進行しており、メディアはこと…

 朝のワンプレート(31)

《コンニャクぶきぶき》 我が家では時々、「ピリ辛コンニャク」と称して、ゴマ油と豆板醤で調理して、あの独特の食感を愉しむことがある。そのコンニャクの食感をうまく言い表す言葉がないか探していたら、偶然に本山萩舟の「飲食事典」の「コンニャク」の項…

 6月第3週に手にした本(11〜17)

*情けないことに書庫にあることを忘れて同じ本を買ったり、読んだことすら忘れて図書館に予約を入れたりするようになってきた。読んだり読みかけたりした本を備忘録としてメモ、週1で更新しています。(今週もたくさんの本を手にしたが全部読了できたわけ…

 朝のワンプレート(30)

《私作る人、僕食べる人》 相当に古い話を思い出した、1975年に放映されたハウス食品のCMに「私作る人、僕食べる人」というコピーがあった。インスタントラーメンのコマーシャルだったが、国際婦人年にかかわる女性達の会からのCM中止の申し入れを受けて、放…

 6月第2週に手にした本(4〜10)

*情けないことに書庫にあることを忘れて同じ本を買ったり、読んだことすら忘れて図書館に予約を入れたりするようになってきた。読んだり読みかけたりした本を備忘録としてメモ、週1で更新しています。(今週もたくさんの本を手にしたが全部読了できたわけ…

 朝のワンプレート(29)

《オードブルもどき朝食》 Wikipediaによれば、オードブルとは「フルコースでスープの前に出される最初の料理を意味する。直訳すれば「作品の外」であり、本作品となる主菜の前または他に供される料理という意味である。食欲をそそることが目的であるため、…

戦前の名翻訳者/佐々木直次郎の仕事(05)

《ポオ以外の直次郎の翻訳》 直次郎のポオ訳が気に入ってこれまで書き継いできたけれど、直次郎の仕事には、ポオ以外の翻訳作品が少なからずある。それらは、どのような仕事だったのか、気になったので探してみた。活躍した期間が1931年から亡くなる43年まで…

戦前の名翻訳者/佐々木直次郎の仕事(04)

ここまで書いてくると、どうしても直次郎さんご本人の肖像を見てみたくなってくる。どんな顔つきの人だったのか、勝手にイメージが膨らんでいってしまいかねない。ところが探せば見つかるもの、以前にも引用した宮永孝氏の『ポーと日本その受容の歴史』のグ…

 朝のワンプレート(28)

《脱旨味あるいは味の原理主義》 山形のある酒屋さんが「脱旨味」という主張をなさりながらお酒を売っていらっしゃるのを知って、共感するものを感じた。 酒屋さんなのでお酒の話、お酒の味は原料であるお米が発酵し熟成する過程で産まれるものであり、この…

戦前の名翻訳者/佐々木直次郎の仕事(03)

その後の調べで、佐々木直次郎が第一書房から、豪華版の『エドガア・アラン・ポオ小説全集』を出すに至った経緯が少し分かってきた。第一出版の社主長谷川巳乃吉氏の文章が見つかり、事の成り行きを記す手がかりが掴めたのである。『第一書房長谷川巳之吉』(…

 6月第1週に手にした本(28〜3)

*情けないことに書庫にあることを忘れて同じ本を買ったり、読んだことすら忘れて図書館に予約を入れたりするようになってきた。読んだり読みかけたりした本を備忘録としてメモ、週1で更新しています。(今週もたくさんの本を手にしたが全部読了できたわけ…

 朝のワンプレート(27)

先日亡くなられた音楽評論の先駆者、吉田秀和氏の追悼番組(NHKEテレ吉田秀和さんをしのんで)を見ていて、晩年までの30年間同じものを食べ続けてこられたという朝食のシーンがあったので関心を惹きつけられた。 番組のナレーションによれば献立は、「三分半…